老老介護から認認介護にならないために

シルバー夫婦で介護しながら楽しく生活する工夫をしていきたい。

睡眠薬の多用による副作用の克服

睡眠薬は、習慣性があり、効果も無くなってくるのでどんどん量が増え、きつい作用の睡眠薬を求めるようになっていくのは、麻薬と同じで危険な薬というべきと思います。

睡眠薬をゆっくり減らしだして半年以上たって睡眠導入剤だけになったころに少しづつ母の錯乱状態が消えていき、感情の起伏も小さくなって、攻撃的な発言もほとんど無くなり、正常な判断ができる母に戻ってきました。


認知症も覚悟していましたが、正常になってきたので、睡眠薬の多用による副作用が原因であると今では確信している。年相応の物忘れは治らないけれど。

後は、錯乱状態の頃のひどい状況を強調しながら、睡眠導入剤も徐々に減らして睡眠薬を用いないで寝れるように昼寝はできるだけ短くして起きているように勤めている。

 

全部中止してからしばらくは、睡眠薬が無いと眠れないとか、何とか出させようとしていたが、その都度、睡眠薬は寝不足の人に効くのであって、母は、昼に寝たり、朝朝食を食べたらすぐに横になって寝てたり、充分睡眠を取っていることを理解させ、眠れない時は、TVや本を読んだり、眠くなるまで起きていたらよいと説得している。

夜寝れないと辛いというので、だったら昼間寝ないで我慢して起きているようにしたら良いというと、私のことを「鬼だ」などとのたまうので、「俺が鬼ならお袋は母鬼だよ」って言って手鏡で自分の顔を見えるようにすると苦笑いして諦めるようになった。今は、睡眠薬無しがあたりまえになってきた。