老老介護から認認介護にならないために

シルバー夫婦で介護しながら楽しく生活する工夫をしていきたい。

ABC朝日放送
5月16日19時54分~の: みんなの家庭の医学 で

”名医”が教えます 最新!!老化ストップ法

というセンセーショナルな放送があった。
 
これは、見なけりゃと、妻と二人でテレビの前で、視聴態勢!
ワクワクしながら、見ていた。

いつものように、中々正体を明かさないので、妻とあれかなこれかな___
と予想しながら、真剣に見ていた。

結論から言うと、それは___


”ビタミンD”

”ビタミンD” には、

 脳の認知機能アップ&足腰の筋肉を強くする

という力があるという研究成果がでているという。

骨を強くするため、カルシウムとともに取る必要があるというのは聞いたことがあるが、認知機能を強化するというのは、初耳です。

老化を防げるのは、嬉しい情報でした。

ビタミンDを取る方法は、

あん肝、鮭など、に多く含まれているということであった。あん肝は、中々手に入らないだろうから、鮭がスーパーなどで手軽にいつでも手に入るものだと思う。

 

これから、我が家の食卓には、鮭が多く登場することに、なりそうだ。

ボケないための夫婦の取り組み

介護のために、家を開けることが難しくなってきたので、夫婦で出来るボケ防止のものを、探している。

私が70歳を超え、妻も60歳台前半、二人とも芸能人の固有名詞が出てこなかったり、「あれ」、「それ」が増えてきたのが気がかりで、脳トレに挑戦中!

現在、ハマっているのが「数独」というもの。

ネットで「 数独 」と検索すると無料で公開されています。

9マス✕9マスの盤上に数字を1~9まで使って入れていくパズルです。

最初は、私がハマったものなのですが、今は、妻のほうが熱心です。

「あれ」、「それ」は、妻のほうが多いので、少し気にしているようです。

長年の夫婦なので、ほとんど「あれ」、「それ」でも、意を汲めるのですが、たまに、意味が解らず、「あれ」てなんだ、と聞くと、苦笑して、「ほら、えーと…◯◯よ!」

なんて、言う。

頭をフル回転させて固有名詞を出しているんだろうなと思う。

最近、私も人の名前が出てこないことがあるので人のことは、言えないけれど。

今、私は、数独の上級を攻略中ですが、妻も追いついてきて上級に挑戦中です。

 

家具調トイレの椅子

母が病院に入院していたとき、トイレまで行く体力が無いため、ベッドの横にトイレを持ってきてもらって、そこで、排泄していた。
リハビリが必要で、体力を付ける必要が有ったのですが、母がわがままばかり言って、早く退院してしまったので、自宅で療養する必要があった。
病院と同じ介護用トイレをレンタルしようとしたら、トイレは、買い取りだそうで、カタログを持って来てくれた。
普段は椅子として使えていざという時、トイレになるものがあって、それが家具調トイレだった。
見本を持ってきてくれていたので、見てみると、どっしりと重量が有って、母が体重を掛けてもビクともしないのでこれなら、良いと思って買い取った。
訪問リハビリを1ヶ月ほど続けて、家のトイレまで歩行器で行けるようになったので、介護トイレは1ヶ月ほどトイレとして使用しただけで、後は母の日常使う椅子専用になってしまっている。
母は、その椅子がトイレだったことも忘れているのでは無いだろうか?
リハビリもトイレに行けるようになったので母が自分で断ってしまいました。
半年ぐらいリハビリが必要と言われたのですが、もう年だからとリハビリを拒否!
それが、後々足の痛みになっていくのですが、本人は、歳だからと、リハビリ=痛いことという意味でリハビリ治療から逃げてしまいました。
リハビリ計画を作成して治療してくださっていた理学療法士の方、本当にすいませんでした。
母が年をとるに従って、ワガママになっていくのは困ったものです。

介護福祉器具レンタル

母は、ベッドに寝ると、起き上がるときに手すりが必要になって今までのベッドではしっかりした手すりが付けられないので介護用のベッドが必要になった。
ホームヘルパーさんから介護福祉器具レンタルショップを紹介された。
店員さんがカタログをもってきて機能や、レンタル費用などの説明を受け、最初なので店員さんの勧めてくれたベッドの高さ調節や、頭の部分や膝の部分が起きてくる機能の付いた電動のものをレンタルした。
その他、買い取りだったけれど、あちこち痛がる母のためベッドの上に敷く低反発マットも注文した。
介護用の椅子に、立ち上がるとき自動でアシストしてくれる椅子があり、それもお試しで借りてみた。試しに数日借りるのは、サービスなので遠慮なく試してくださいと言うのでお言葉に甘えました。
介護ショップの社員は、親切で、非常に好感のもてる人たちで、歩行器の交換も直ぐに対応してくれるので、助かっています。
結局、介護用の椅子は、足腰の弱い母には使えそうになかった。
早い立ち上がりが、その後の動作を不安定にして、危ないようなのでその日のうちに持ち帰ってもらった。
母は、入院・手術などを経験してリハビリで使った歩行器が楽だったようで、家に帰ってから、すぐにレンタルショップに電話したら、3種類の歩行器を持ってきてくれた。
その中で、母が気に入ったのが1台あり、それをレンタルした。
今では、歩行器がないと歩けないほど弱ってしまった。
半年ぐらい、ベッドをレンタルした頃に、親戚から、おばあさんに使っていた介護用ベッドが蔵に入れっぱなしになっているらしく、処分したいので要らないかと、声をかけてくれたので、貰うよと言うと直ぐに送ってきてくれた。
レンタルしていたベッドと同じ機能のものだったので、レンタルベッドの方は、直ぐに引き取ってもらった。

掛かり付けのお医者さんと往診医

母が定期的に通院していた頃は、私が順番を予約をするため、朝早く病院に行って、列に並んで番号券を確保、その番号から大体の診察時間を推定して、その30分前くらいに母を連れて行って、診察を終わるのを待って、連れて帰るのが通常で、そのため、午前中は時間が潰れてしまうので、午後から会社に出社するという事を繰り返していた。

あるとき、母の体調が急変して救急車で運ばれたことがある。
通院していたので、偶然、その時は、母の掛かり付けのお医者さんが救急当番だったこともあり、お医者さんの名前を告げると直ぐに受け入れてもらえた。
診察の結果、直ぐに入院処置が必要といわれて、そのまま、入院した。
救急隊員によると、そこの病院は、いつも入院患者で一杯で、受け入れてもらえないことが多くて、郊外の病院に搬送することが多いらしい。

約40日近い入院で、体調も回復し、退院手続きのとき、その病院の居宅介護支援事業所で支援を受けることを勧められ、同時に往診してくれるお医者さんも紹介された。系列に介護センターも含み、病院と往診医とホームヘルパーさんと訪問介護師の連携も取れるので患者さんのためにも良いとのことでお願いした。
こちらとしては、通院の手間が無くなり、掛かり付けのお医者さんと往診医の関係も密接とのことでした。
紹介された往診医は、同じ病院で勤務していた先輩のお医者さんで、独立して個人のクリニックを立ち上げたばかりで、往診患者も少ない時期だったので母の往診の先生になっていただいて非常にラッキーだったようです。まもなくして往診患者も一杯になったそうなので!

睡眠薬の多用による副作用の克服

睡眠薬は、習慣性があり、効果も無くなってくるのでどんどん量が増え、きつい作用の睡眠薬を求めるようになっていくのは、麻薬と同じで危険な薬というべきと思います。

睡眠薬をゆっくり減らしだして半年以上たって睡眠導入剤だけになったころに少しづつ母の錯乱状態が消えていき、感情の起伏も小さくなって、攻撃的な発言もほとんど無くなり、正常な判断ができる母に戻ってきました。


認知症も覚悟していましたが、正常になってきたので、睡眠薬の多用による副作用が原因であると今では確信している。年相応の物忘れは治らないけれど。

後は、錯乱状態の頃のひどい状況を強調しながら、睡眠導入剤も徐々に減らして睡眠薬を用いないで寝れるように昼寝はできるだけ短くして起きているように勤めている。

 

全部中止してからしばらくは、睡眠薬が無いと眠れないとか、何とか出させようとしていたが、その都度、睡眠薬は寝不足の人に効くのであって、母は、昼に寝たり、朝朝食を食べたらすぐに横になって寝てたり、充分睡眠を取っていることを理解させ、眠れない時は、TVや本を読んだり、眠くなるまで起きていたらよいと説得している。

夜寝れないと辛いというので、だったら昼間寝ないで我慢して起きているようにしたら良いというと、私のことを「鬼だ」などとのたまうので、「俺が鬼ならお袋は母鬼だよ」って言って手鏡で自分の顔を見えるようにすると苦笑いして諦めるようになった。今は、睡眠薬無しがあたりまえになってきた。

睡眠薬の多用による副作用

私が母の薬の管理をするようになったので、薬の種類もネットで調べたり、薬局で聞いたりして、母の飲んでいる薬の知識もついていきました。
勤めている間は、昼間の母の様子が判りませんでしたが、退職して介護に専念するようになると、睡眠薬の多用に疑問が湧いてきました。
眠り薬が3種類も処方されているのです。睡眠導入剤、そして、5時間ぐらい持続する睡眠薬、そして遅効性の睡眠薬ということで順番に効いていけば、朝までぐっすり寝れるという計算で処方されているようなのですが、そう上手く効いてくれません。

それどころか、母は、かえってぐっすり休めず、意識は朦朧としてしまった中で、夢と現実、近い過去と古い過去等がごっちゃになり、それに思い込みも加わって、支離滅裂な話になってきて、時間観念も判らなくなって、夜中に私が何度も起こされて、わけの判らない話を聞かされる始末!話の矛盾を言うと激昂するし、
だんだん昼間もわけの判らないことを言うようになり、変なことを言わないときは、鬱状態のように落ち込んでしまうなど、感情の起伏も激しくて痴呆のような症状がでてきたので、睡眠薬の多用による副作用を疑うようになった。


というのは、昼間に居眠りをしているのを度々目撃するようになったこともあったからです。つまり、夜寝れないのは、昼間寝ているから、それなら、睡眠薬は要らないはず。
睡眠薬を減らしていくべきだと判断し、そこに気がついたので、3種類の睡眠薬の錠剤をそれぞれ4分割し、遅効性の睡眠薬から徐々に薬の量を減らしていきました。当初は薬の分割に量を減らされたことに気づきませんでしたが、1種類を完全に無くして、次の睡眠薬を減らした頃から母が気付いてしまい、色々文句を言われましたが、方針を変えず、当初の目標どおり、減らしていきました。